北海道&東日本パスを使って、6泊7日の東北旅へ。控えめに言って最高。
今回使用したフリーきっぷは7日間有効で11,700円。かなりお得!
東北の名湯をめぐる温泉旅◎
【1日目】都内~新白河
都内を出発!宇都宮を経由して新白河で下車。
バスの送迎を経て、「元湯甲子温泉 大黒屋旅館」へ。
女将さんが気さくな方で、温泉情報をいろいろ教えていただいた。
ここで秘湯スタンプ帳をゲット!
今回初めて知ったが、「日本秘湯を守る会」に登録してあるお宿に10泊すると1泊無料!
早くもらっておけばよかった。
ただ、楽天やじゃらんのネット予約では押印できないとのこと。
14:30に早めのチェックイン。
初日はまったりするコース。
名物の岩風呂!深さ120cmもある。
誰もいなかったのでウォーキング。
おもてなし満載で、部屋や温泉、お食事の説明を丁寧にしてくださる。
珍しく14:00チェックイン、翌10:00チェックアウトというまったりさ。
たっぷり回復し、翌日からの長旅に備える。
10:00の送迎バスに乗り新白河駅へ。
福島、仙台を経て、花巻まで北上。
案内板が独特。
今日は土曜日ということで、大沢温泉方面行きバスの休日ダイヤを確認。
30分ほどで到着!
移動時間が短い1日。そんな日もアリ。
今回泊まるお宿はこちら。湯治で有名!
宿舎内はまるで迷路。
おっちゃんが温泉の場所等を説明してくれたが、いつも通り聞いておらず。
百聞は一見に如かず。
なお、お部屋には鍵がついていない。湯治宿。
ストーブも有料だったので、特に借りず。
夕飯として、岩手名物のひっつみを予約していた!
お雑煮やすいとんみたいな感じでおいしい。
夕食後にpH9.0の温泉へ!
とろとろしたお湯ではなかったけど、湯当たりせず楽しめた。
かろうじてテレビはあるものの、特にやることもないので早めの就寝。
隣の部屋からいびきが聞こえた。壁が薄い。
大沢温泉より少し奥にある、鉛温泉へ。
バスで5分程度。一番早い8:30発のバスに乗車。
鉛温泉の日帰り入浴は7:00から!ありがたい。
こちらもまた味のあるいい温泉宿。
名物の岩風呂は結構深く、立ち湯状態。
鉛温泉には1時間程度滞在し、再びバスで花巻駅へ。
今日は北上しつつ、青森県に入り、日本海へ!
盛岡〜大館という区間で3時間乗りっぱなし。最長記録かも。
その後、日本海側を走る五能線に乗り換え、ウェスパ椿山にて送迎バスに乗車。
念願の不老ふ死温泉へ!!
日本海に佇む露天風呂を目にしたことがある人も少なくないはず。黄金色の湯が特徴。
チェックインしたのが18時すぎで、内風呂の「黄金の湯」が19時までであったため、速攻入浴!
いてえ。
黄金色の湯、肌にぴりぴりくる。
効能等として湿疹・アトピーがあがっていたので、治癒のためにもがんばって浸かる。
夕食を済ませ、念願の露天風呂!と息巻いていたら、日の出〜日の入りまでしか営業していないことを知る。
遅くまでやっている別の内風呂に入り、早めに就寝。
日の出とともに起床!露天風呂へ!!
なが〜い道のりを経て、外に通じるドアを開けると
さみぃー!
かぜつよい!!
波たかい!
なんかもう日本海が大変なことに。めっちゃ怒ってる感じ。
浴衣1枚で来た自分を呪いたい。
とりあえず露天風呂に通ずる道を進む。
予想通り誰もおらず、足だけつけてみる。あったかい!
もう全身浸かってしまえ!
暴風雨の中、入浴。
これまた至高。
肌に効いてるのかダメージが蓄積されてきたので数分で出る。ダッシュで戻る。
朝食前の出発のため、フロントでおにぎりをもらう。
6:50発の送迎バスに乗り込もうとすると、フロントの方から話しかけられる。
「いま五能線止まってるんですよね。強風で」
うそん。
今日は山形の名湯まで歩みを進める予定だったのに。
五能線1日に4本しかないのに。
ここで足止めを食らうわけにはいかない。
「とりあえず、隣の深浦まで送りますね。そこから代行バスが出てると思うんで」
やっぱり今日は風強かった。
目的地にたどり着けるかわからないけど楽しい。
深浦駅舎で待っていると、本当に代行バスが!
しかもかなりでかい。こんなに人が乗るんだろうか。
とりあえず運休区間が終わる鯵ヶ沢駅まで運ばれるそう。
大型バスに運転手のお兄さんとふたりっきり。
各駅に着くごとに、駅舎に人がいないか確認しに走るお兄さん。毎度誰もいない。
後半は駅舎の近くに寄り、目視で乗客がいないか確認してた。外寒いもんね。
と思ってたら、何もない駅舎で列車を待つおばあちゃんが!
駅に案内もないからただ待ちぼうけをするしかない。
運休の情報等スマホで確認できる時代だけど、高齢の方は同じようにはいかないのかも。
なんだかんだ1時間くらい乗車し、鯵ヶ沢駅に到着。
よく止まる路線とはいえ、貴重な経験。列車の旅を再開。
五所川原駅では立佞武多の館へ。
北海道のねぶたとはまた違う。
かなり迫力がある立ち状態のねぶた!
桜の名所、弘前でも下車。
りんご!からの弘前城の桜!と思ったけど、どちらもシーズンではなさそう。
とりあえず100円循環バスで市内を散策。
再び弘前駅より南下。今日は大館→秋田が2時間、秋田→新庄が3時間という長期戦。
旅日記の更新に充てる。
新庄からは東に進み、鳴子温泉方面へ。
途中の瀬見温泉で降りる。明日は数駅先の中山平温泉!
今日明日で、陸羽東線沿線の温泉にて回復する計画。宿泊したお宿はこちら。
徒歩で瀬見温泉街を散策。
1時間ほどで十分!
その後電車で移動し、数駅隣の赤倉温泉駅にて下車。
温泉街までは歩いて30分ほど。
宿の日帰り温泉に入ろうとしてたけど、入れそうな感じではなく。
テレビでも紹介されたという立ち寄り湯「赤倉ゆけむり館」にて入浴!
中には芭蕉と曽良。身長低かった。
ギャグマンガ日和もでおなじみのお2人。
曽良くんの「綿だった」は未だに草。
再び歩いて赤倉温泉駅まで戻り、10分ほど乗車。
本日の目的地である中山平温泉に到着!
うなぎ湯と称される、強アルカリ性の温泉。
美容液の湯に浸かるのが楽しみ。
素泊まりで予約した今回のお宿はこちら。
午後になって何も食べてないことに気づくが、辺りにはお食事処がなさそう。
とりあえず温泉街をぶらぶらすると、ランチ大歓迎の文字が!
ダメ元で入ってみると、おそばを用意していただいた!ありがたい。
今回お邪魔した「仙庄館」さんは、日帰り入浴もやっている。
そのまま温泉街を散策。
日帰り温泉の「しんとろの湯」へ。
お宿の湯でも良かったが、評判がいいとのことで行ってみる。
21:30まで営業してるのもありがたい。
本当にとろとろのお湯。この温泉に入っている間、肌は最強。
マリカで言うとスター状態みたいな。キラーでもいい。
お風呂上がりの化粧水などが不要で、ベールを纏った肌になった。
その後、お宿に戻り再び入浴。
こちらもすばらしいとろとろ。いやむしろ同じ、まあいいか。
大満足の中山平温泉!
中山平温泉街を散策していると、温泉スタンドを発見!
ポリタンク持参で、10ℓなんと100円で源泉を持ち帰ることができるそう!
先着のおじいちゃんおばあちゃんは、焼酎の空きペットボトルを数十本持ち込んでた。酒豪。
中山平温泉駅より再び西へ。
新庄を経由して新潟に向かう。
駅前で唯一やってた商店でアイスを購入。
中にお米が入っている斬新さ。
余目駅では1時間の接続待ち。
駅前は観光スポットがなかったので近くの定食屋へ。
メニューについて聞いてみるも、訛りが強すぎて聞き取れず。
郷土料理もなさそうだったので、庄内平野のお米を食べる。
その後、新潟県に入り、村上や新発田で乗り換え、月岡駅で下車。
月岡温泉街を目指す!
近くの豊栄駅からもシャトルバスが出ている。
なお、月岡温泉発の帰りのバスはないみたい。乗ってから気付く。
駅まで歩いて40分くらいだし、まあいいか!
とりあえず温泉街を散策!
映えスポットもあり、集客に成功している温泉街という感じ。
600円で日本酒の利き酒ができる蔵。新潟駅にもあった。
1番最初の「越後美人」が好み。
温泉街から少し外れたところにある、月岡わくわくファームへ。
ログハウスやアスレチックあり。
ここでお買い物をして、近くの共同浴場で入浴し、歩いて駅に戻るか〜と考えていたところ。
結城堂の社長、阿部さんとの出会い
すると、おまんじゅう屋のおっちゃんに話しかけられる。
いかにもトラベラーというリュックを背負っていたため、「月岡温泉泊まるんだよね?」などと不思議がられる。
歩いて月岡駅まで戻る予定と伝えると、「夜危ないよ!車で送ってあげる!」と。
優しい。
お言葉に甘えて駅まで送ってもらおうとする。
「どこに泊まってるの?」と聞かれたので、咲花温泉に宿泊する旨を答えると、「じゃあ宿まで送るよ!」と。
優しすぎか。
こんな出会いがあるとは思いもしなかった。
このおっちゃん、なんと立ち寄っていたおまんじゅう屋の社長さん。
車内では製造業のやりがいや苦悩を教えていただいた。
印象的だったのは、「何を商材としているか」という問いに対して、「お客さんの笑顔」と回答していたこと。
おまんじゅうはあくまでツールであって、お客さんに「美味しい」と思わせられたら勝ちと言っていた。
自社のおまんじゅうを愛し、セールスポイントを押さえている。
社長のような職人さんは自身の売りをきちんと理解し、それを発信する力も備えていると考える。
自信を持って対応することで消費者側も安心する。
そんな力強さを感じた。
30分ほどのドライブで咲花温泉街へ。
宿の前まで送ってもらい、自信作のおまんじゅうをお土産としていただいた。
阿部社長自慢のおまんじゅうはこちら。
18:30にはチェックイン。
あのまま月岡温泉街から歩いて向かっていたら1時間ほど夜道を歩き、電車を乗り継ぎ、チェックインは22:00頃。
送ってくれたこと以上に、人の真の優しさに触れられたことに感銘を受け、目頭を熱くしていた。
名刺もいただいたので、早速感謝のメールを送る。
今回宿泊した宿はこちら。
月岡温泉や咲花温泉は、エメラルドグリーンのお湯が特徴的。
貸切温泉にてまったり。体と心がぽかぽかとなり、よく眠れた。
【7日目】咲花温泉~都内へ
早く帰りたくなったので、始発に乗り込む。
咲花温泉街から駅までは歩いて5分程度。ありがたい。
朝の時間帯であるため、通学中の学生たちが多い。高校生くらい。
数年前の自分を見ているよう。ちょっと盛った。
長岡の乗り換えで名物?のパスタを食べ、水上を経て高崎と、徐々に都内に近づいていることを実感。
今回も無事に帰宅。
おわりに:日頃の疲れを癒しに東北の名湯巡りへ!
今回は早めにチェックインしたり、特に移動しない日があったり、まったりできた旅。
東北の温泉最高。
また、月岡温泉のおまんじゅう屋の社長、阿部さんとの出会いは特に印象的。
こうやって発信することで、少しでも恩を返せたらと思ったりする。
次は月岡温泉で一泊し、私の旅の話も含め、社長のものづくりへの熱い思いを肴に地酒を飲み交わしたい。
阿部社長自慢のおまんじゅうはこちら。
観光はもちろん、人との出会いもあるので、旅はやめられない!