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【東北名湯めぐり②】日本一強酸性の温泉!すばらしい東北の名湯!

北周遊part2の後半戦!前半戦は以下。

乳頭温泉のにごり湯で余裕な気持ちになっていたが、強酸性の温泉にやられた。

【3日目】乳頭温泉新玉川温泉田沢湖〜八戸〜浅虫温泉

乳頭温泉新玉川温泉

朝に再び入浴し、ほかほかの状態で朝ごはん。

8:30お宿発の送迎バスに乗り、アルパこまくさで降車。 路線バスに乗り換え。田沢湖駅までは片道630円。

田沢湖駅に到着後、10分ほどで新玉川温泉行きのバスが発車。
最初のうちはバス停が多くありましたが、その後はほぼバス停はなく、終点まで30分ほどノンストップという感じ。
運賃の上がり幅に驚く。

途中、門番がいる通行止めエリアがあった。一般車両はやはり通れないよう。

トータル1時間ほどで到着。片道1,470円。 白銀の世界の中に、その温泉はある。

なにせ日本一の強酸性! 周りの草木も枯れ果てて、魚も生きられないほどという情報も。 どんな地獄が待ち構えているのか。

なんかめっちゃ新しい建物。

勝手に鬼押出しとか想像してた。 しかも宿泊できるんですね、ここ。

地獄っぽいのは玉川温泉源泉は同じだが、冬季は閉鎖され、新玉川温泉のみ入浴が可能とのこと。

まあ何はともあれ、pH1.0を味わうことに!
帰りのバスまで3時間。湯気がもくもくしたところを散策したりするかと思ったけど、ひたすら温泉を楽しむ。

いてえ。

肌ぴりぴりする。
いや、足つけただけで拒絶反応。
速攻でシャワーで洗い流す。

ここまで来たのに温泉に入れない。

しかしよく見ると源泉50%のお風呂もある。 最初に勢いよく行ったのは源泉100%だったから、半分なら耐えられるはず。

やっぱりいてえ。

5秒と足を入れるだけで痛みが走る。再びシャワーで洗い流す。
3時間どうしよう。

とりあえず飲泉できるみたいなのでやってみる。
38倍に薄めてください、は笑える。刺激が強いみたい。

源泉100%のthe新玉川温泉はもちろん、源泉50%の各種お風呂も、露天風呂も入れず。 そんなとき端っこに「弱酸性湯」を発見!!救世主!メシア!
ちょっとぴりっとするけど、熱いお湯でもなく長く浸かってられる。
これが肌に効いてる!はず!!

優しそうなおじいちゃんも弱酸性湯に入浴してきた。
あっちのお湯(源泉100%)入りましたか、と訊いてみる。 「痛すぎて入れませんよ〜!」

同じ状況の方。 いろいろ話していると、なんとここは内臓疾患のための湯治として、全国各地から連泊しにくる方が多いという情報をきく。
骨に癌が転移してしまった方も、痛みが消えて治ってしまうこともあるとか。
受付にあった紹介誌にもそんなようなこと書いてあった。 お医者さんですらお手上げとか。

肌を治す温泉ではなかった。
まあいい経験。内臓系の病にかかったら再訪しよう。

新玉川温泉浅虫温泉

なんだかんだ時間が過ぎてしまい、帰りのバスで田沢湖駅まで戻る。
駅前のお食事処で、初きりたんぽ(おそらく)。

1日4本しかない田沢湖線で、再び盛岡に舞い戻る。
ここからは銀河鉄道に乗り換え! 青春18では乗れない私鉄だが、今回のフリーきっぷでは無料エリア。

1時間半かけて八戸へ。八戸からは青い森鉄道に乗り、1時間で浅虫温泉
駅から歩いて1分の宿を予約。宿泊したお宿の詳細はこちら。

なんとこのお宿、20:30から津軽三味線の演奏がある!
駅に着いたのは20:44のため、最後の10分くらいしか見られなかった。

演奏を満喫し、屋上にある露天風呂も堪能。
ここで明日の行程を確認しておく。

というのも、明日はこの旅メインと言っても過言ではない恐山!
ここ浅虫温泉からさらに北上し、下北駅からバスで向かう。
バス時刻表はこちら。

と調べていると。

冬季、閉山してね?

あーまたやってしまった。 そもそも雪の中行けるかな?とかよぎってたのに、特に調べず。
むしろ、雪景色の中きれいだろうとかお花畑。

朝早くから行きたかったから近くの宿にしたのに!
あわゆくばイタコさんをお目にかかりたかったのに!!
恐山内にある硫黄の温泉入りたかったのに!!

恐山に行くことを目標に組んだ旅行が、そのメインディシュがないことに直前で気付く。
冬の東北は想定外のことが多い、それも楽しいけども。

【4日目】浅虫温泉〜青森〜三内丸山遺跡〜黒石温泉郷酸ヶ湯温泉

浅虫温泉

浅虫温泉街を散策。 温泉玉子をつくれるとこ!地元の方が使ってそうなこの感じ、すごく良い。

駅から歩いて10分のところに、浅虫水族館も。
こんな本州最北端の地に水族館があるとは。採算とれているんだろうか。

1時間半ほどでスポットを回りきってしまう。

青森駅

青森駅駅周辺を散策! 観光地向けの施設が多くあり、歩いて行けるので便利。

早朝からやっている市場。活気がある。

若者向けと思われるスポットもあり、この旅で訪れた駅周辺で一番栄えてた。

三内丸山遺跡

この旅初の試みで、13:00からはレンタカー!
酸ヶ湯温泉へむかうアクセスが悪いため、何か手段を考えていたところ、宿とセットでレンタカーを予約したら1,500円off!さすが楽天
自動車という小回りが利くアイテムを最大限活用。

まずは青森市街地から車で15分程度、三内丸山遺跡へ。教科書以来の対面。
昔からこんなもの作ってたのすごい。

黒石温泉郷

酸ヶ湯温泉へは少し遠回りですが、三内丸山遺跡から南下し、弘前方面へ。
途中の黒石温泉郷に寄り、温湯温泉、落合温泉、板留温泉に立ち寄る。
特に浸かるわけではないけど、各温泉をぶらぶらして楽しむ。

近くの青荷温泉にも行ってみたかったのですが、冬季は閉鎖。
行く手が阻まれる。冬の東北強し。

活気があるかと言われたら難しいかもしれないが、地元の方にはやはり愛されているよう。 たまにこうやって変な観光客も来るので、ぜひいろんなところに足を運び続けたい。

近くには津軽こけしも。職人さんかっこいい。

バス等だとなかなか好きなように回れないので、レンタカーを借りて大正解!

酸ヶ湯温泉

そして念願の酸ヶ湯趣のあるお宿。

チェックイン後、早々に千人風呂へ!
JRの駅舎で広告をちょこちょこ見かけており、「東北の名湯」といえばこの温泉が挙げられる。
ここまで自力でこれた。ある種の感動も覚えつつ入浴。

いてえ。肌ぴりぴり。

昨日の新玉川ほどではないけれども!ここも痛いのかよ!! 新玉川温泉の次に強酸性の温泉

5分ほどは耐えられるけど、やはり徐々にくるものがある。
ここの大浴場はかけ湯しかないため、表面の成分をすべて落とすことはできず。 急いで浴衣をまとい、内湯へダッシュ

肌が悲鳴をあげている。もっとゆっくり浸かりたい。

今回は湯治として有名な「湯治棟」にて就寝。こちらも趣あり。

【5日目】酸ヶ湯温泉〜深沢温泉〜蔦温泉〜八戸〜東鳴子温泉

翌朝、再び大浴場へ。 肌も多少は慣れてきているのか、全身浸かっても大丈夫なようになってきた。 いい戦い。

深沢温泉

雪が積もってたので除雪。ふわふわの雪すぎて美味しそうなくらい。
酸ヶ湯を出発。八戸で乗り捨てをするので、そのまま東へ。 ただ冬季はいろいろな道が閉鎖されており、回り道が多い。

特に寄るところは決めてなかったけど、目にした最初の温泉は「深沢温泉」お客さんはいない模様。
年中無休のようだったが、暖かくなったら再訪したい。

蔦温泉

そのまま道なりに進む。分かれ道もあるのですが、大抵は冬季閉鎖中の文字で雪がこんもり。
結果的に十和田湖・八戸方面に抜けるのは一本道。

そんな中現れたのが蔦温泉立派なお宿。
時間の都合上入浴はせず。

八戸駅東鳴子温泉

山道を抜け、市街地に入る。雪道ほどハンドルを取られそうにはならないが、車が多い。 立ち寄りスポットを探して常にきょろきょろしてるので、後ろから追い越されるとびっくり。すまん。

八戸駅からは、銀河鉄道で南下 久しぶりに長時間乗車するので、溜まっていた作業がはかどる。

東鳴子温泉

無事に東鳴子温泉に到着!この旅最後の目的地。 今回泊まったお宿はこちら。

近くで唯一やっているラーメン屋さんへ。 ちょっと歩けばコンビニや焼肉屋さんもあるよう。

ラーメン屋のおっちゃん曰く、ここ東鳴子温泉は、各々の宿舎によって泉質が異なるそうで、いろんなお湯を楽しめるとのこと。
お宿の温泉にも3種の源泉があっため、順番に入り、体の芯から温める。

【6日目】鳴子温泉から帰還

鳴子温泉

宿舎がある最寄駅である鳴子御殿湯から一駅隣の「鳴子温泉」へ移動。
鳴子温泉はいかにも温泉街!という感じ。至る所にこけし

早朝からやっている「滝の湯」に向かう。硫黄泉。この6日間の疲れを癒す。

最高すぎる。 熱いお湯とぬるいお湯があり、お好みで入浴できるのもすばらしい。
1時間ほど滞在。

一駅なので、帰りは歩き。 温泉街を散策するのはやはり楽しい。

福島の太平洋側を通り、都心へ帰還

その後、鳴子御殿湯駅からひたすら南下。
まあ何回も通ってる道だし、そんなに途中下車したいところもなく。 乗り換えの時間でぶらぶら。

しかし、仙台から太平洋側に出るルートを発見!福島の太平洋側は未踏の地であり、心が躍る。
常磐線が全線開通したのもあるのか、活気があっていい感じ。 乗客車も増えてきて、昼間の都内とそこまで変わらず。

水戸を経由して都内へ無事に到着。
いい温泉巡りの旅◎

おわりに:東北の名湯巡り、おすすめ!

5泊の湯治の旅は、肌に良い影響をもたらしてくれた。
新幹線だとすぐ着いてしまうようなところも、ローカル線で巡ることで思わぬ発見があったりするかも。

東北名湯めぐりのpart1は以下!

東北の温泉で癒されたい今日この頃。

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