3度の旅行より飯が好き

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【埼玉→岩手】 6台を乗り継いだヒッチハイク旅!多くの出会い!


暑くなってくる季節。
何か思い出に残ることしたいと思ったり。
いろいろ旅行は行ってるし、飛行機も電車も乗り尽くしたし

...車あんま乗ってないな。
レンタカー高いし。
ただで乗れないかな。

あるじゃん!!ヒッチハイク


今回は埼玉を出発して車を乗り継ぎ、岩手まで行ったヒッチハイク旅行記

【1日目】埼玉→新潟

1台目:強面のおっちゃん

出発地点である関越自動車道SAへ! SAに置いてある無料のマップをもとに、大まかな経路を考える。
関越自動車道のため、北は新潟南は東京方面。 漠然と東北を目指していたので、下り路線でヒッチハイクを開始することに。

ちなみに今回の連れは、幼馴染のキチガイヤツは留学してたりでまだ学生だったが、私は社会人。面倒なので、とりあえずお互い大学生という設定で旅をすることに。

SAで涼んで体力を回復させ、いざ出発!いい出会いがあることを期待。
いろいろ調べたが、SA内でヒッチハイクを拾うポイントとしては、
・(前提として)方面は合っているか
・停車しやすいか
・停車した際に後続車との間隔をとれるか

あたりのよう。
ということで、スケッチブックを広げてひたすらアイコンタクトを送る。やたら暑い日に。

... 全然止まってくれない。
まあそうだ。連れのヤバいオーラが伝わっているのか。

 - 10分経過 -
6割:スルー
3割:スケッチブック凝視
1割:「がんばって!」みたいな口パク 

- 20分経過 -
諦めかけたところに光が!!

「おー、なにしてんの?」
怖いお兄さんに声をかけられる。サンドウィッチマンの伊達ちゃんみたい。
新潟方面に行きい旨を伝える。
「乗せてあげるよ、ちょっと待ってて。」

我々が座れるようシートを移動してくれてる。よく見たら奥さんとお子さんも同乗していた!うれしさと同時に若干の申し訳なさが襲ってくる。

そして、近くでサイダーも買ってくれた!申し訳なさの圧勝。

「暑かったでしょ。涼んでいきなよ」
元ヤン(偏見)の方ってなんで優しいんだろう。
「優しくない元ヤンは未だ獄中にいるから」って誰かが言ってたのを思い出した。

聞いてみると、子どもを連れて群馬サファリパークへ向かう途中だったとのこと。
「ちょうどさ、ヒッチハイクやってる人がいたら乗せようかーなんて話をしていたんだよ。」
と伊達ちゃん。いろいろクレイジーな話を聞いた気もするが、節々に優しさを感じる。パパ!

群馬との境にある「上里SA」まで乗せてもらった!
「楽しんでな!」とお声がけも。

2台目:強面のおっちゃん2

とりあえず上里SA内へ。この先には高崎ジャンクションがあるので、方面を誤ると東北方面には抜けられない。まあそれはそれでいいけど。
外でヒッチハイクするのは暑いので、今度は屋内で行動に出る。
隣に座っている人は

はっぴ着てる。
お祭り帰りか。
なんか怖そう。怖い。
とりあえず、向かう方面を訊いてみる。

「あん?沼田の祭りに行く途中だよ。」
(こえぇ)
途中まで乗せてもらえないか打診。

「親方に聞いてみないとわかんねえな」
(親方ァーッ)

しばらくすると弱そうな親方が登場。
「おう!乗ってけ!おっさんしかいないけどな!」
あざす!!と勢いよく返答。
こんなノリで群馬に突入。
車はまさかのマイクロバス。

宴会。
車内のいたるところにクーラーボックス。プラスチックのコップ。焼酎瓶。飲酒運転か。

とりあえずクーラーボックスからアサヒスーパードライをもらう。
ああ、ありがとうございます。
残したら何されるかわからない空気。おいしいけど。
車内は宴会再スタートで、取り残される若僧。

最寄りである赤城高原SAで降車。
いろんな意味で外の空気がおいしい~!

最後に親方から名刺をもらった。

何かあったらお世話になろう。

3台目:優しそうなご年配夫婦

再びヒッチハイクを続ける。
怖い方が続いたので、今度は優しそうな方に声を掛ける。
このSAでは乗車している方ではなく、トイレを出てそのまま車に乗り込みそうな方に声かけ。ナンパか。

互いに分担するが、なかなかうまくいかず。伝家の宝刀スケッチブックを活用するか。

温水洋一さんではなく優しそうなお父さんを見つけたので、声をかけてみる。新潟方面に向かう方を探していることを伝える。

「ちょうどそっちの方行きますよ。」 乗せてもらえませんかと尋ねる。

「いいですよ。」 ありがとうございます~!

あとから来た奥さんはびっくりしてた。 ちょうど新潟方面にご帰宅されるそう。

お話をしていると、私たちと同じくらいの息子さんがいるとのこと。自分らの両親と変わらないお年かと思われるが、なんて落ち着いて気品のある方だろう。

ここから新潟までは2時間ほど。ぽろぽろと会話していたが、だんだんzzZ

お土産にお菓子くれた。皆さんから何かしらもらっていて頭が上がらない。
記念に写真でも...と言ったがご遠慮されている様子。
若気の至りに任せて、半ば強引にぱしゃり。

なかなか順調に進んでいる!

4台目:チャラそうな兄ちゃん

陽も傾いてきたので、今日の宿泊地を新潟と決める。
ここからは高速を降りて、新潟の市街地へ向かう方を探す。

トイレから出てきたチャラそうなお兄さんにアタック。
新潟の市街地に行きたい旨を伝えると、「お~乗ってけ!」とご快諾。
なんと彼女さんに会いにってきた帰り!親御さんに挨拶をすませたと!

ヘビースモーカー、パツキン、10代のころに一度結婚歴がある方。人生っておもしろい。
予想通りだったが、「彼女」のアクセントを「カ」に置かず、「カノジョ」と平坦になっていました。伝われ。
乗車時間30分ほどで、波乱万丈の人生を聴くことができた。

いろんな人に会えるのがおもしろい。

新潟駅に到着!

というわけで新潟駅に到着!
駅前は居酒屋が多く、いたるところに「酒」の文字。カラオケやネカフェも多く、なんとか泊まるところもありそう。

駅のロッカーに荷物を預け、まずは駅中にあるお土産屋さんへ。
なんとここでは500円で日本酒の飲み比べができる!新潟県の主要駅で何度か見かけた。詳細はこちら。

米の甘み!おいしい!
若干の緊張からの解放、無事に到着したという安心から、高揚している。

その後、浮かれた街へ。交通費を節約できた分、グルメは惜しみなく堪能。
ネットで調べたイチオシの飲み屋。

入り口をかがんで入る雰囲気良さげな居酒屋。

他にも適当に入った居酒屋が数軒あり、行った先々で老若男女と仲良くなった。
ヒッチハイクで乗り継いで来た、はパンチが効くらしい。

お酒が回ってきたので、駅近のネカフェへ。
もう来ないと思うけど、会員カードを発行し次回使えるクーポンをゲット。
疲れたからシャワーは翌朝借りるか~と爆睡。普段は風呂に入らないと寝られない派なのに。
1日目、無事に終了。

【2日目】新潟→仙台

5台目:ダンディパパと美人ママと反抗期息子

受付に行ってみると、「シャワー満室」
最低限の汗処理をして、今日もヒッチハイクへ。
駅の栄えていない側に高速道路の入り口があるため、歩いて向かう。
再び行き先を書き、ヒッチハイク開始。

 - 10分経過 -
6割:スルー
4割:気づかない

全然止まってくれない!!
あまりに止まってくれず、キチガイボーイは中指を立てる。

ここで待つべきか。場所を変えるか。変えるにしても、次の休憩所までは5kmほど。

... 歩いて向かうことに。

お互いよくわからないテンションのため、道中を実況したりしてた。動画にもおさめてあるが、墓場まで持っていく。

トイレ休憩しかない簡素なPAに到着。歩いて入るのはNGそう。死活問題のため中へ。 止まってる車少なっ

これは数を稼ぐことができない!

ここで画体のいいおっちゃんに声をかける。仙台方面へ行きたい旨を疲弊しながら伝える。
「おう!乗ってくか?」
心からのアザマスが出た。
奥さん(美人)と中学生くらいの息子さんも同乗されてた。

なんと息子さんが、モーグルのオリンピック候補生。すごい。
将来のオリンピック選手を乗せた車は、合宿所へ向かう途中。ご自宅がある富山から宮城まで車で送迎!
ご両親のサポートあってのことなんだなーと感じる。

途中のSAで休憩。新潟から宮城って、よく考えたら日本海から太平洋。
「好きなもの食べてくれ!」とおっちゃん。頭が上がらない。 車に乗せていただいているのに、ご飯まで。

道中ご縁があった方に、何度感謝したことか。この恩は、どこか別の形でちゃんと返したい。それが巡りに巡って、私たちを助けてくれた方々へ還元されたらいいなと思ったり。

ガハハッとよく笑うおもしろいお父さん。
フフッと気品良く微笑むお母さん(美人)。
反抗期に片足をつっこみそうな息子くん。

ご両親に聞こえないよう、「好きな子いないの?」と息子くんをからかう。楽しい。 反応が中学生。楽しい。ごめん。

長時間のドライブを経て、仙台駅へ。
高速ではなく市街地で降ろしてくれることに再び感謝。
最後に名刺ももらった。

「富山にきたら声かけてくれ!酒の飲み方を教えてやる!」と。

お父さん社長さんだった。
富山県魚津市にあるダンディパパの会社はこちら。

仙台駅に到着!

さて、昨日シャワーを浴びていないという衝撃の事実に気づき、宿舎を確保。今回泊まったホテルはこちら。 温泉付き。天国のようです。もはや天国。

早速大浴場へ。
イッテQで宮川と手越がやっていた、互いの顔をシャンプーでマッサージするやつ。
変なテンションでキチガイボーイとやった。何やってるんだろう。

訪れた日は仙台市のお祭りの日(たまたま)。七夕祭り

屋台をぶらぶらしつつ、花火も楽しむ。
なんで隣にいるのがヒゲの濃い男なんだろう。

牛タン店を3つ回り、ひたすらグルメを楽しむ。




昨日の疲労もあり、本日は早めに就寝。
2日目は、1台のみのヒッチハイクで仙台まで来た!

【3日目】仙台→一ノ関

電車で荒浜小学校へ

今日も移動!が、ヒッチハイクの前に、行ってみたかった場所。

仙台市東西線に乗って15分。終点の「荒井」。
そこからバスで海の方面に向かうとある「荒浜小学校」震災遺構として残されている小学校。
荒浜小学校へのバス時刻表はこちら。

震災以来東北に行くことがなく、仙台にいるのだから、訪れようということになった。
小学校内には当時の教室風景はもちろん、浸水した高さを指標するもの震災前後の様子を映像化したもの想像を超える壮絶さ。
同じ状況で冷静に判断できるのか。日頃の防災訓練通りに行動できるのか。押し寄せてくる津波に絶望しつつも、生きようと体が動くのか。
いろいろなことを考えさせられる。

6台目:歯がないお兄さん

訪問後はバスに乗って荒井駅へ。運よく近くにジャンクションがあり、さらに海側へ向かう車を探す。
コンビニから出てきたお兄さんを直撃!

石巻方面へ行きたいことを伝えると、「お~いいよ~」と笑うお兄さん。30歳くらい。
ん、歯がなかったような。

石巻に実家があるというお兄さん。
距離も短くそこまで会話できず、駅周辺で降ろしてもらう。

一ノ関でキャバ嬢と

ここ石巻は、仮面ライダーサイボーグ009の作者である石ノ森章太郎のふるさと。道沿いにはキャラクターが並ぶ。
観光地として石ノ森萬画館があったが、時刻は夕方であったため入館できず。
海沿いということもあり、かなり冷え込んできた。

ヒッチハイク...する?」
「電車でよくね?」ということで駅から乗車。

6台乗り継いでここまで来たし、とりあえず休息も兼ねて北上。
このまま行けば、明日には中尊寺金色堂に行けそう。


ということで、平泉にほど近い「一ノ関」駅にて下車。
カラオケとかあるしなんとかなる。
ここで
近くにいたお姉さんにお勧めのご飯屋さんを尋ねる。

「すぐそこにある居酒屋、おいしいですよ!ご一緒しません?」的な流れで3人でご飯。
お邪魔したのはこちら。

きいてみると、年齢が3つ下の方。そしてなんとキャバ嬢!清楚キャラで売っているのか。
確かに駅周辺にそんな感じの歓楽街あった。

ご飯を食べつつ、キャバ嬢になるまでの苦労話をぽろぽろ話してくれた。

... おっと危ない。キャバ嬢のトークに持ってかれるとこだったぜ。

その後、バスの始発を待つため駅へ。
東北の明け方は冷える。
2人してひとつのジャンパーにくるまる。
なんで隣にいるのがヒゲの濃い男なんだろう。

【4日目】中尊寺金色堂

一睡もすることもなく、本日の目的地である中尊寺へ!一ノ関駅から中尊寺金色堂までのバス時刻表はこちら。

20分程度で到着。疲労感がmaxの時間帯。あいにくの雨で体力を奪われつつも、なんとか金色堂へ!
堂内は撮影禁止だが、お構いなしに撮るキチガイボーイ。そういうとこ嫌いじゃないよ。

もうヒッチハイクのヒの字もなく速攻で駅に戻り、新幹線のチケットを購入体が勝手に動く。
新幹線、なんて快適なんだろう。3日かけて来た道を数時間で。

おわりに:ヒッチハイクやってみるべし!

エッジの効いた夏の思い出
なかなか会えない方々とお話できるのは貴重。

これからの暑い季節!!ヒッチハイクの旅、おすすめ◎

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